お葬式での焼香のやり方はどうすればいい?焼香の意味や種類について詳しく解説 | ご葬儀ガイド | 埼玉の安心の葬儀社アイワセレモニー

アイワセレモニー

お急ぎの方へ

ご葬儀ガイド 知っているようであまり知らない葬儀・お葬式のマナーや知識を葬儀のプロが解説します。ご葬儀ガイド 知っているようであまり知らない葬儀・お葬式のマナーや知識を葬儀のプロが解説します。

お葬式での焼香のやり方はどうすればいい?焼香の意味や種類について詳しく解説

お葬式のマナー,葬儀の流れ

初めてお葬式に参列する場合は、未経験であれば特にいろいろ不安になります。特に焼香の作法については、どうやったらよいかわからない方も多いでしょう。

この記事ではお葬式が初めての方でも落ち着いて対応できるよう、焼香についてその意味や種類、やり方、順番、各宗派の特徴まで詳しく解説します。
お葬式において何よりも大切なのは、故人を心から弔う気持ちです。この記事を参考にして、焼香についての知識をより深め、お葬式に参列してください。


お葬式における焼香とは

お葬式における焼香の意味と、焼香で使われるそれぞれの香の特徴を解説します。


焼香の意味

お葬式で焼香をする一番の理由は、「香りをその場に漂わせる」ことにあります。
火種を入れた香炉に香を落とすのが、焼香の作法です。焼香の香りは、故人にとっても、焼香をする側にとっても大きな意味があります。香りは故人にとって食事に等しいもので、香の香りは故人へのお供え物なのです。

また、仏教では、香の香りを身にまとうと、自身の肉体と心から穢れを取り除くことができるとされています。参拝者も心身を清らかにして、故人を弔わなくてはなりません。
他にも、焼香は、「極楽浄土から香りに包まれた仏が故人を迎えに来る」状況に合わせるため、式場を香りで満たすという意味もあります。

焼香と塗香の違い

焼香と塗香、二つの違いは、焼香では香を火にくべて香りと煙を出すのに対して、塗香では香を直接からだに塗布します。どちらも、邪気を払い心身を清浄にするために行われますが、使用方法が異なります。

焼香は、強い香りをもつシキミの樹皮と葉を乾燥させて粉末状にした抹香などが使われます。塗香は、シナモンや丁子(チョウジ)、鬱金(ウコン)などを粉末状にした香を用います。インドに起源をもつ塗香は、日本ではほとんど行われていません。

抹香と線香の違い

次に、抹香と線香の違いを説明します。

抹香は焼香の火種にも使われますが、その多くが火にくべて香りと煙を出すための香として用いられます。通常、お葬式やお通夜の焼香には抹香が使われます。

線香は、家庭の仏壇やお墓などで日常的に使われる棒状の香です。法事で焼香を行う際には、線香が多く使われます。線香には、煙が少なく香りがよい屋内用の匂い線香と、大量の煙が出るため屋外で使われる杉線香があります。

焼香の種類

焼香は式場の条件などによって、3つの種類に分かれます。それぞれについて解説します。


立礼焼香

立ったまま焼香をする方法が立礼焼香です。立礼焼香は、お葬式や通夜の席に椅子が置かれている場合に行われ、今現在、もっとも一般的な方法です。自分が座っている席から祭壇前にある焼香台まで歩み出て焼香をします。

焼香に至るまでの流れは、自分の番になったら静かに席を立ち、周りの参列者の迷惑にならないように低い姿勢で焼香台に進みます。途中で、ご遺族、続いて僧侶、祭壇の順に一礼した後、焼香台の前で再び深い一礼をして焼香を行います。


座礼焼香

座った状態で焼香をする方法が座礼焼香です。畳敷きの葬儀会場でよく行われます。畳の席に合わせて低い位置に祭壇と焼香台があるため、座っての焼香になります。焼香台での焼香の作法は通常のものと変わりませんが、移動の際に決まった作法を求められます。

焼香台に近い席なら、座ったまま前方に両手を置き、腰を浮かせながら手の力を使って移動します。席が離れているときは、立って中腰の姿勢で進むようにします。


回し焼香

回し焼香は、参列者は移動せずに、焼香台をのせたお盆を隣の方に回して焼香をする方法です。自宅などを会場として使うときに行います。
お盆が来たら、軽く頭を下げて受け取ります。祭壇に一礼をしてから焼香を行い、焼香を終えたら、お盆を次の方に渡します。

畳の席では、受け取ったお盆を畳に置いて焼香をします。
椅子席の場合は、膝の上にお盆をのせて焼香を行います。


焼香のやり方・手順

通常よく行われている立礼焼香を例にして、焼香のやり方と一連の手順について説明します。


焼香の順番

葬儀における焼香の順番は、らかじめ決まっています。僧侶、または葬儀社の方から焼香を始める合図があり、故人ともっとも近い間柄の方たちから焼香を行います。

まず、喪主が焼香をします。
そのあとに、故人の配偶者や子供などのご遺族が焼香をします。ご遺族の焼香が終わると、次は親族の焼香になります。親族の中でも、故人と親交の深い順に焼香を行っていきます。親族の焼香が終了したら、一般の参列者に移ります。


順番が来たら立つ

前の席の方が焼香を終えて着席したら、隣りの方に軽く会釈して席を立ちます。このとき、数珠以外のものは席に置いていきます。順番が来てから慌てることがないように、前もって心の準備をしておきましょう。
葬儀社のスタッフがいる場合は、焼香をする順番を教えてくれるので安心です。

ご遺族、僧侶、祭壇の順番で一礼

焼香をする前に、ご遺族、僧侶、祭壇の順番で一礼します。焼香台の少し前でご遺族に一礼し、続いて僧侶に一礼します。さらに数歩進んで、ご遺影の置かれた祭壇に一礼をします。
ご遺族は一礼に対し、ほとんどの場合返礼で応えますが、僧侶は応じないのが普通です。


香を香炉にくべる

数珠を左手にかけ、右手の親指・人差し指・中指を使い香炉の横に置かれた抹香を少し取ります。抹香を取った状態で右手を額の高さに掲げますが、この作法を仏教では「香を押しいただく」と言います。香を押しいただいたら、抹香の粉が周囲に散らばらないように香炉に静かに落とし入れます。左手の数珠を両手にかけ直し、合掌して祭壇に深く一礼します。


祭壇に一礼し、数歩下がってご遺族に一礼する

合掌・一礼が終わったら、祭壇を向いたまま、後ろに少し下がり、あらためて祭壇に一礼します。さらに数歩そのまま下がり、ご遺族に一礼をしてから、自分の席に戻って着席します。
これで、焼香を行う際の一連の作法がすべて終了します。

祭壇に後ろ姿を向けるのは失礼なことになるので、そうならないように注意しましょう。


焼香の回数は宗派によって違う

焼香の回数は宗派によって違います。各宗派の特徴を見ていきましょう。


天台宗

焼香に対する厳密な決まりごとをもたない天台宗は、抹香の場合は3回押しいただき、線香では1~3本を立てるのが基準です。1本立てる場合は香炉の中心に置き、3本の場合は1本の後ろに2本を立てるようにします。


浄土宗

浄土宗の焼香も特に決まりはなく、僧侶や故人の家の考えで回数も本数も異なります。基準としては、抹香では押しいただきを1~3回、線香では1~3本を使い、立てるか寝かせるかのどちらかになります。


浄土真宗

浄土真宗は、本願寺派と大谷派に分かれます。抹香での焼香は本願寺派が1回、大谷派は2回です。どちらの宗派も、香の押しいただきは行いません。線香での焼香も共通で1本を細かく折って寝かせます。


臨済宗、曹洞宗

臨済宗と曹洞宗は、ともに禅宗で作法も似ています。どちらの宗派も、抹香の焼香は2回です。押しいただきは1回目だけで、2回目はしません。線香は1本立てるのが両者の基準となっています。


まとめ

焼香の作法について不安に思っている方向けに、焼香について、その意味や種類、やり方、順番、宗派ごとの違いまで詳しく解説しました。ここで得た知識を頭に入れ、お葬式での焼香を余裕をもって行い、落ち着いて故人の冥福を祈るようにしてください。

アイワセレモニーでは、葬儀の事前相談から葬儀後まで万全のサポート体制が整っています。
葬儀内容や費用についても事前に無料相談・見積もりもできますので、是非一度お問い合わせください。

確かな信頼と安心実績のアイワセレモニーはこちら

LISTLIST一覧に戻る

東京・埼玉を中心に400箇所以上の提携葬儀場があります

葬儀場を探す
詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら
このページのTOPへ