葬式の流れとかかる日数|葬式の前にやるべきことを徹底解説
葬儀手続き,葬儀の流れ,お葬式の役割葬式に出席したことはあるが、自分で行ったことがなく、流れや日数など、具体的なことが把握できていない人は多いです。ここでは危篤・逝去されてから葬式を終えるまでの流れと、かかる日数、葬式が始まるまでに決めておくことなどを紹介していきます。葬式の流れを理解し、いざという時に慌てることのないように役立ててください。
危篤・逝去から葬式を終えるまでの流れ
危篤・逝去から葬式、3回忌までの流れは上記のとおりです。一般的には、亡くなった日に搬送・安置・納棺を済ませ、翌日には通夜、3日目には葬式を行います。しかし、様々な理由で亡くなってから葬式まで日数がかかる場合があります。
亡くなってから葬式までにかかる日数
亡くなってから葬式までにかかる日数は、早くて2日、長いと1週間かかる場合があります。火葬・埋葬については24時間未満ではできないように法律で規定されているので注意してください。亡くなった当日に葬式を行うことはありません。
寺・火葬場・葬儀場の都合
寺・火葬場・葬儀場などは、予約をしないと利用できません。特に公営斎場は利用料がお得なので人気が高く、なかなか予約できません。都心の火葬場も非常に混み合い、予約を取るのが困難なため、葬式を終了するまでに1週間以上かかってしまう場合があり、問題となっています。
家族や親族の都合
海外など、遠方に親族が住んでいる場合など、家族の都合がつかない時は葬式を延期することがあります。
友引
友引は縁起の悪い日とされているため、葬式を行う日としては避けられています。友引は火葬場も休みになっていることが多いです。通夜・葬式の日程は、火葬を行える日を基準に決めざるを得ないため、すぐにはできないこともあります。
葬式までの流れをスムーズに進めるには?
葬式までの流れをスムーズに進める方法を紹介します。
危篤のときにやるべき5つのポイント
危篤の連絡
危篤の連絡は3親等までというのが一般的です。3親等とは、祖父母・ひ孫・おじ・おば・おい・めいまでの親族のことをいいます。
現金の準備
亡くなられた後には、病院の退院費用・遺体の運搬費・通夜・葬式などの多額の費用が必要になります。亡くなった方の金融口座は入出金が停止されてしまいます。すぐに必要な場合は、逝去前に引き出しておく方がよいでしょう。
葬儀社の決定
生前に葬儀社を決めていない場には、危篤になって初めて探すこととなります。しかし、危篤のときには非常に慌ただしくなるため、葬儀社の決定はできるだけ生前に行っておくことをおすすめします。
遺体の安置先の決定
一般的に遺体は、葬式までは自宅に安置されます。自宅を使えない事情がある場合は、あらかじめ搬送先を決めておく必要があります。葬儀社が決定したらすぐに、安置場所について確認しておきましょう。
着替えの準備
病院で臨終になった場合は、故人の借りていた病院着は返却する必要があり、着替えが必要となります。故人が気に入っていた洋服などを準備しておくとよいです。
葬儀社との打ち合わせに時間がかかる理由
葬儀社との打ち合わせは、決めなければならないことが多いので時間がかかります。特に葬式の参加者や、葬式プランの費用などは決まりにくいです。
葬式に呼ぶ人が決まらない
葬式に呼ぶ人は、故人の希望通りにするとよいですが、生前には相談しにくいため、実際に決めるのは逝去後になります。個人の電話帳や年賀状などから交友関係を確認する必要があるため時間がかかり、なかなか決まりません。
葬式プランの費用が決まらない
葬式プランの費用は、200万円近くになるのが一般的で簡単には決められません。ほとんどの葬儀社は、24時間体制で相談にのってくれるので、気軽に連絡をしてみましょう。
葬儀社との打ち合わせ前に決めておくべきこと
安置場所
病院などで亡くなった場合は遺体の搬送をしなければならず、なるべく早くに安置場所を決める必要があります。自宅を安置場合とする場合はよいですが、自宅以外に安置する場合は、斎場などに安置可能かを確認しましょう。
通夜・葬式を行う場所
通夜・葬式を行う場所としては、自宅・寺院・教会・斎場などがあります。斎場・寺院・教会を利用する場合は事前に予約が必要です。
葬式の日程
葬式の日程は親族や宗教者・故人の関係者にできるだけ合わせるようにすることをおすすめします。
葬式費用
葬式費用は、予約する斎場の規模・参列者数などによって大きく異なります。葬儀社のプランをよく確認し、どのくらいの規模の葬式を行うかを事前に決めておきましょう。
葬式規模(参列者の人数など)
葬式規模は家族葬か一般葬かで異なります。特に一般葬では参列者数の予測も難しくなるため、事前に故人の交友関係を確認しておくとよいです。
宗教(菩提寺の有無など)
菩提寺がある場合は、逝去後にできるだけ早く連絡し、葬式の日程などを決めましょう。
葬式の日程を決めるための3つのポイント
葬式の日程を決めるためのポイントを3つ紹介します。
遺族の要望
仕事の都合や親族の日程を考慮して決めるとよいでしょう。遠方から来る親族がいる場合は、宿泊先の手配などの必要があります。葬儀社は基本的に遺族の要望を聞いてくれるので、積極的に相談することをおすすめします。
火葬場・斎場の空き状況
火葬場や斎場は混み合っていて予約できないことがあるので、事前に確認する必要があります。特に都心の火葬場は、利用する方が多いので予約が取りづらいです。都合がつくなら郊外の火葬場を利用するのもよいでしょう。
宗教者(僧侶など)の予定
葬式は宗教上の儀式のため宗教者の予定も考慮する必要があります。菩提寺を利用するときは、事前に連絡しておかないと納骨を断られるとがあるので注意しましょう。菩提寺がない場合は、葬儀社に相談すれば、宗教者を紹介してもらえます。
葬式がすぐにできない場合は?
様々な事情により葬式がすぐにできない場合は、遺体を一旦保管し、後日、葬式を行うこととなります。遺体は、少しの期間なら予定していた斎場に安置させてもらえますが、一定期間後は追加料金がかかります。
葬儀社によって追加料金が異なるので、打ち合わせの段階でしっかり確認しておく必要があります。自宅で保管する場合は、大量のドライアイスが必要となります。目安として、1日1万円くらいの費用がかかります。
法要・法事について
ここでは葬式の法要・法事について紹介します。
四十九日について
四十九日は、亡くなった日から49日目に行われる追善供養のことです。仏教では7日毎に極楽浄土に行くための裁判があると考えられています。その最終判断が行われるのが亡くなってから49日目だと言われています。この日で忌明けとなり、納骨を合わせて行うことが多いです。
決まった形式はなく、自宅・寺院・ホテルなどで、親族のみが参加し行うのが一般的です。ホテルはもちろんのこと、お寺で行う場合は、読経の依頼も含め、1か月前には連絡を入れておかないと、希望の日時にお願いできない可能性があります。
1周忌について
1周忌とは亡くなってから1年後の命日に行われる追善供養のことです。実際は2回忌にあたります。これは葬式当日が1回忌の法要にあたると考えられているためです。四十九日と同様、親族のみが参加し、自宅・ホテル・寺院などで行われます。
3回忌について
3回忌は亡くなってか2年後の命日に行われる追善供養です。1周忌の次に行う法要になります。行われる場所、参加者などは、四十九日、1周忌と同様です。
まとめ
葬式は、遺体の搬送・安置・通夜・葬式・四十九日という流れになります。亡くなってから葬式にかかる日数は、早くて2日、遅い場合は1週間以上かかることもあります。臨終後は忙しくなるため、あらかじめ搬送先などは考えておいた方がよいでしょう。
葬式までの準備を円滑に進めるには、早めに葬儀社を決め話し合いを行うなどの準備が必要です。アイワセレモニーは事前に専門相談員に24時間無料相談ができる葬儀社です。お見積り費用も明確に提示してくれますので、葬式の際にはぜひご利用ください。
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