弔電を家族葬に送ることは可能か|送る場合の注意点、文例、送り方など解説します | ご葬儀ガイド | 埼玉の安心の葬儀社アイワセレモニー

アイワセレモニー

お急ぎの方へ

ご葬儀ガイド 知っているようであまり知らない葬儀・お葬式のマナーや知識を葬儀のプロが解説します。ご葬儀ガイド 知っているようであまり知らない葬儀・お葬式のマナーや知識を葬儀のプロが解説します。

弔電を家族葬に送ることは可能か|送る場合の注意点、文例、送り方など解説します

お葬式のマナー,葬儀の流れ,葬儀後



家族葬の弔電は、弔電辞退する旨の連絡がない限り、送ることはできます。しかし、具体的にどのような点に注意すれば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。本記事では、家族葬の場合に弔電を送ってもいいのか悩んでいる人に向けて、送る場合の注意点や、文例、弔電の送り方など解説します。ぜひ参考にしてください。



家族葬と弔電について知っておきたい基本的な内容

家族葬に弔電を送る前に、知っておきたい基本的な内容を解説します。

家族葬とは

家族葬とは、ご家族やご親族など故人と関係の深い人達だけで行うお葬式のことです。現代はご近所や地域社会と密接な関わりがあった時代と比べ、人同士の付き合い方が変化しており、家族葬を希望する人達も増えています。

家族葬の基本的な流れは、一般葬と同じです。親しい人達だけが参列する点以外、大きな違いはありません。

家族葬が選ばれる理由はさまざま

家族葬を選ぶ理由としては、落ち着いた雰囲気で故人を見送りたい場合や、葬儀費用を抑えたい場合など様々です。基本的に親しい人のみで行うため、故人の会社関係者が参列することはほぼありません。

弔電(ちょうでん)とは

弔電(ちょうでん)とは、葬儀に参列できない人が、故人の訃報に対する弔意を示すために送る電報のことです。お悔やみ電報とも呼ばれています。送るために必要な条件などは設定されていませんが、個人や会社・団体名義で送るケースもあります。

家族葬に弔電は送っていいのか

弔電は弔意を示すものです。家族葬でも送りたいと考える人も多いのではないでしょうか。家族葬に弔電は送っても良いのかについて解説します。

辞退する旨の連絡がなければ送って問題ないとされている

一般的に、故人のご家族やご親族が弔電を辞退する意思を示さない限り、家族葬に弔電を送っても問題ないとされています。家族葬に呼ばれていないものの弔意を示したい場合は、気兼ねせずに弔電を送りましょう。ただし、辞退する旨の連絡があった場合は、遺族の意向を尊重してください。

弔電に対するご遺族の意向がわからない場合は会場や葬儀社に確認する

弔電に対する遺族の意向がわからない場合は、会場や葬儀社に確認し、弔電を送るかどうか決めましょう。会場や送り先がわからなかったり、家族葬の知らせをそもそも受けていない場合は、無理に送る必要はありません。

弔電を家族葬に送る場合の注意点

弔電を家族葬に送る場合は、基本的なマナーを守ることが重要です。具体的な注意点を解説します。

送り先は葬儀会場や斎場が基本

家族葬の弔電は、基本的に葬儀会場や斎場宛てに送付します。葬儀会場や斎場がわからない場合は、弔電を送ることを、ご親族に連絡したのち喪家宛てに送りましょう。

弔電が届くタイミングに注意する

家族葬の弔電は、通夜が始まる前までに届くようにします。遅くても告別式が始まる前までに届くよう手配しましょう。間に合いそうにない場合は、無理せず喪主やご遺族のご自宅に送ります。

弔電の宛名は基本的には喪主名

弔電の宛名は、基本的に喪主名(フルネーム)です。故人の名前にしないように注意しましょう。喪主名が分からない場合は、ご親族に問い合わせるか、「〇〇家ご遺族様」などと記載します。喪主とは異なるご親族宛てに送る場合は、喪主名の横にご親族の名前を記載します。

忌み言葉を避けて作成する

忌み言葉とは、不幸や苦しみを連想させる言葉のことです。弔電に利用するとマナー違反になるため、使用しないようにしましょう。弔電はお悔やみの気持ちを表明するものです。故人やご親族に失礼のないよう慎重に作成してください。

宗教によっても忌み言葉が異なる

忌み言葉は、宗教によっても異なります。死を連想させる言葉は基本的にNGですが、キリスト教では問題ないケースも多くあります。事前に仏式や神式、キリスト教で使用してはいけない言葉をそれぞれ説明します。

忌み言葉の例

仏式では、「浮かばれぬ」「迷う」などが忌み言葉になります。神式での忌み言葉は、「冥福」「供養」などです。キリスト教では、「冥福」「供養」「成仏」「往生」などが忌み言葉にあたります。

故人に用いる敬称に注意する

弔電で故人に用いる敬称は、喪主からみた関係で表現しましょう。たとえば故人のご子息が喪主の場合は、「お父様」や「お母様」といった呼び方が妥当です。

敬称一覧

・喪主の実父:ご尊父様、お父様、父上様
・喪主の実母:ご母堂様、お母様、母上様
・喪主の祖父:ご祖父様
・喪主の祖母:ご祖母様
・喪主の配偶者:ご主人様、ご令室様、奥様
・喪主の義父・義母:ご岳父様/ご岳母様
・喪主の子:ご子息様、お嬢様
・喪主の兄弟姉妹:ご令兄様(ご令弟様)、ご令姉様(ご令妹様)

句読点はつけない、という説とつけるという説の両方があり、どちらでも可

弔電の句読点は、付けても付けなくても問題ありません。特に意識する必要はないため、臨機応変に使い分けましょう。句読点が良くないとされるのは、「元々書かれていた毛筆で使用されていなかった」「葬儀が何の障害もなく終わりますようにという願いを込めて」といった、慣習的な理由がほとんどです。

弔電の文例、ポイントと合わせて紹介

弔電の文例やポイントを解説します。一般的には、別項目で紹介する電報サービス提供会社で雛形が用意されています。自身で考える場合やひな型選択時の参考にしてください。

ポイント

家族葬の弔電は、シンプルでわかりやすい文章を使用しましょう。同じ表現でも宗教ごとに文章が異なる場合があるため、宗教ごとに使える文章や言葉を事前に確認することも大切です。そのほか、ご遺族を気遣う文面や会社から送るのに違和感のない文面を心がけ、敬称や文体などにも注意しましょう。

文例

一般的に使用される弔電の文例について解説します。

一般的に多く使われる文例

「奥様のご逝去の報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます」「ご生前のご功績を偲び、謹んでお悔やみ申し上げます」などが、どのようなシーンにも使えます。

ご家族を気遣う文例

「この度はご主人様のご永眠の報に接し、驚愕いたしております。ご親族様方のお気持ちを考えますと、すぐにでもお悔やみに飛んでいきたい気持ちです。しかし遠方ゆえにそれも叶わず残念でなりません。心よりご冥福をお祈り申しあげます」

故人の知人・友人という立場で送る文例

「〇〇さんの突然の訃報に接し、たいへん驚愕しております。先日お会いした時はとてもお元気なご様子でしたので残念でなりません。ご生前のご厚意に深く感謝すると共に、謹んでお悔やみ申し上げます」

仕事関係(取引先)の方が亡くなられた場合に会社から送る文例

「この度は〇〇様の訃報に接し、心よりご冥福をお祈りいたします」「遠方ゆえに弔問できない非礼をお詫びするとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」「ご生前の功績を偲び、ご冥福をお祈りいたします」

参列できなかった場合に送る文例

「この度は〇〇さんのご逝去の報に接し、驚きを隠せません。生前はたいへんお世話になりましたこと、深く感謝しております。本来であれば葬儀に参列しお悔やみを申し上げるところですが、遠方ゆえに参列できず残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします」

弔電の送り方

弔電は葬儀会場や斎場宛てに送りますが、必ずしも自分で行う必要はありません、弔電の送り方について詳しく解説します。

電報サービス会社へ申し込む

国内にはNTTやKDDI、郵便局などが手がける電報サービス会社があります。自分で弔電を送るより便利ですため、弔電を送る際はぜひ活用しましょう。

サービスの特徴

電報サービス会社の中には、3時間以内に弔電を届けられる速達サービスを提供する業者もあります。弔電をできるだけ早く届けたいという人におすすめです。また、業者が用意するテンプレートを使用できるケースもあります。もちろん自分で文章を考えることも可能です。

利用の流れ

電報サービス会社を利用する際は、公式サイトなどからサービスに申し込みましょう。料金はサービス内容によって異なりますが、大体3,000円~5,000円前後になることが多いです。

【参考】「家族葬」と聞いた場合に注意が必要なこと

家族葬は一般的な葬儀とは異なります。参列する際にも事前準備をしっかり行いましょう。特に注意すべきポイントを解説します。

香典や供花・供物は辞退される場合が多い

家族葬では、香典や供花・供物を送らない方が無難です。香典や供花・供物を送ると返礼品を用意する必要があり、ご遺族の負担になる可能性があります。一般的には辞退する旨の記載がなければ送っても問題ないと言われていますが、その場合でも事前に連絡することをおすすめします。

弔問の申し出や、突然の弔問は避ける

家族葬は近親者だけで行うことに意味があります。無理に弔問を申し出たり突然弔問したりすることはやめましょう。近親者以外は参列を控えるのが常識です。

どうしても弔問に伺いたい場合は、葬儀後にあらためて連絡をしてからにする

どうしても弔問に伺いたい場合は、葬儀後に連絡し都合を確認してから、訪問の了承をいただきましょう。ご遺族の負担にならないよう配慮することが大切です。

葬儀後に訃報を聞いた場合は、49日すぎなど落ち着いた頃を見計らって連絡をする

葬儀後に訃報を聞いた場合は、落ち着いた頃にお手紙や電話でお悔やみの言葉を伝えましょう。電報サービス会社の中には、葬儀後に送るものとしてふさわしい電話やお手紙を用意してくれるところもあります。状況に応じて活用しましょう。

まとめ

家族葬の弔電は、ご遺族が辞退する旨を表明されない限り、送っても問題ありません。送る場合は、遅くても告別式が始まる前までに届けましょう。その際には、宗教ごとに異なる忌み言葉にも注意し、丁寧に作成するようにしてください。

アイワセレモニーは、地域に密着した葬儀社です。葬儀の事前相談から、相続を含む葬儀後のサポートまで充実したサポートを行っています。無料で事前相談を受け付けているため、葬儀でお悩みの際はぜひご相談ください。

お問い合わせ

LISTLIST一覧に戻る

東京・埼玉を中心に400箇所以上の提携葬儀場があります

葬儀場を探す
詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら 詳しくはこちら
このページのTOPへ